支給明細項目の作成-計算式(四則演算)

1. 「計算式(四則演算)」タイプとは

売上実績、出勤日数、労働時間などの数値に、単価やパーセントを掛け合わせて金額を自動で算出する機能です。
画面に並んでいるボタンを手順通りにクリックするだけで、複雑な計算ルールを簡単に作ることができます。

🧩 自動集計の仕組み
 ここで作った「計算式」は、支給明細を発行する際に選択する「集計期間」(例:1月1日〜1月31日)に合わせて、その期間の実績数値をシステムが自動で集計して当てはめます。


2. 計算に使える5色のデータ項目

計算式を作る際、画面下にあるタブを切り替えることで、以下の5つのカテゴリのデータを自由に組み合わせることができます。

2-1. ① システム(水色のボタン)

GROWの基本的な勤怠や売上のデータです。

  • 時給:『ユーザー管理』画面で設定した時給です。
  • 出勤日数 / 労働時間:期間中の合計出勤日数と合計労働時間です。
  • 遅刻日数 / 遅刻時間:期間中の合計遅刻回数と合計遅刻時間です。
  • 日払い:期間中に支払った日払い額の合計です。
  • ユーザー売上:ユーザーが売り上げたメニューの注文小計に、伝票ごとの調整金額を加減算した合計額です。
  • 原価:売上対象となったメニューの原価(仕入れ値)の合計です。
  • 合計バック / 合計ポイント:各メニューに設定されたバック金額ポイントの合計です。

計算ツール内のシステムタブと水色ボタンの一覧

図:システム項目の選択画面

🧩 調整金額とは

伝票ごとにユーザー売上から金額を加減算することができます。
例えば、注文小計が¥10,000の場合、調整金額に「+¥1,000」と設定している場合、ユーザー売上は¥11,000となります。

2-2. ② ユーザー定義(緑色のボタン)

すでに作成済みの「支給明細項目」を再利用できます。

  • 活用例時間給賃金(時給×労働時間)バック合計を先に作り、それらを足して総支給額を作る、といった段階的な計算に利用します。

計算ツール内のユーザー定義タブと作成済み項目

図:ユーザー定義項目の選択画面

2-3. ③ 欠勤/控除(赤色のボタン)

勤怠の欠勤データや、別途登録した控除データです。

  • 当日欠勤や無断欠勤の日数、または控除マスタに登録した各控除項目の合計金額を取得します。

計算ツール内の欠勤・控除タブ

図:欠勤/控除項目の選択画面

2-4. ④ カテゴリ(青色のボタン)

メニューカテゴリ(例:キャストドリンク、指名など)ごとの集計データです。

  • そのカテゴリに属するメニューの合計バック金額合計バックポイントを取得します。

計算ツール内のカテゴリ別集計ボタン

図:カテゴリ項目の選択画面

2-5. ⑤ メニュー(オレンジ色のボタン)

特定のメニュー(例:本指名、特定のボトルなど)ごとの詳細データです。

  • メニューごとの合計バック金額・合計バックポイント・注文数を取得します。

計算ツール内のメニュー別詳細ボタン

図:メニュー項目の選択画面


3. 端数処理と表示の設定

計算によって発生した端数の処理や、明細書に表示する際の見た目を整えます。

3-1. 端数処理の設定

計算式で算出された数値の小数点以下の扱いを決定します。

  • 活用例:売上の10%をバックする場合、売上が¥654,321なら10%は¥65,432.1となります。

この小数点以下をなくしたい場合に設定します。

3-2. 表示設定(単位)

支給明細書を出力する際に、数値に「¥」などの単位を付与します。

  • 活用例:単位の文字列に 「¥」 を入力し、単位の配置で 「先頭」 を選択すると、支給明細書上では ¥300,000 のように表示されます。

4. 設定例:時間給賃金(時給 × 実働時間)

ユーザーごとに設定された時給と、労働時間を掛け合わせて時間給賃金を計算する設定手順です。

操作手順

  1. 『新規項目作成』画面にて、 「項目名」 に 「時間給賃金」 と入力し、 「区分」 で 「支給」 を選択します。

  2. 「計算タイプ」 で 「計算式(四則演算)」 を選択します。

  3. 画面下のボタンを使い、 「ロジック設定: 計算式(四則演算)」 欄に [時給] × [労働時間] となるよう設定します。
        * [システム] タブの [時給] ボタンをクリック。
        * 電卓の [ × ] ボタンをクリック。
        * [システム] タブの [労働時間] ボタンをクリック。

  4. 端数処理の 「処理する桁」 で 「小数点第一位」 を、「処理方法」 で 「切り捨て」 を選択します。

  5. 表示設定の 「単位の文字列」 に 「¥」 を入力し、 「単位の配置」 で 「先頭」 を選択します。

  6. [保存する] ボタンを押下します。

時間給賃金の計算式設定画面の完成イメージ

図:時間給賃金の設定例


5. 設定例:売上バック(売上 × 10%)

ユーザー売上の10%をバックする際の設定手順です。

操作手順

  1. 『新規項目作成』画面にて、 「項目名」 に 「売上バック」 と入力し、 「区分」 で 「支給」 を選択します。

  2. 「計算タイプ」 で 「計算式(四則演算)」 を選択します。

  3. 画面下のボタンを使い、 「ロジック設定: 計算式(四則演算)」 欄に [ユーザー売上] * 0.1 となるよう設定します。

    • [システム] タブの [ユーザー売上] ボタンをクリック。
    • 電卓の [ × ] ボタンをクリック。
    • [数値入力] ボタンをクリックし、表示された 《数値入力》 ダイアログ に 「0.1」 を入力して [決定] ボタンをクリックします。
  4. 端数処理の 「処理する桁」 で 「小数点第一位」 を、「処理方法」 で 「切り捨て」 を選択します。

  5. 表示設定の 「単位の文字列」 に 「¥」 を入力し、 「単位の配置」 で 「先頭」 を選択します。

  6. [保存する] ボタンを押下します。

売上バックの計算式設定画面の完成イメージ

図:売上バックの設定例

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